看護管理者の臨床におけるマネジメント能力を開発するための研修プログラムを作成する試みとしての研修を、「P&G式 伝える技術 徹底する力」の著者である 高田誠先生(朝日サステナビリティイマネジメントKK代表取り締役)の協力をいただいて、春日部市立病院の看護部で実施しています。4日間の研修を終えて、具体的な目標を持って日々の実践の場で学習したことを活かす段階に至っています。最終的には10月に報告会を持って終了予定です。確かな手ごたえを感じる研修となっているようですが、最終の評価を得て皆様にご紹介したいと思います。また会員のための研修も検討する予定です。

 

目的
看護管理職のマネジメントスキル習得と実践を支援し、医療現場の生産性を高め、医療の質を高めるためにリーダーシップをとる人材を育成する。
効果が検証された教育プログラムとツールをパッケージとして開発、提供し、全国の看護管理職への浸透を図る。

趣旨と特徴
ビジネス界の優れたマネジメントトレーニングのノウ・ハウを看護管理職へのマネジメントトレーニングとして確立する。

今までの看護管理職研修との違いはビジネス界のノウ・ハウのポイントを反映した以下の3点:
1)知識の修得ではなく、人材育成のプログラムであること。
2)実践的であり、業務上での成果を目的とし、実践が研修の一部であること。
3)多くの管理者へ効果的に浸透させる為、ポイントは分かりやすく整理され、絞りこまれていること。

看護管理職のマネジメントスキルをカバーするが、最重要強化ポイントは以下の3項目。
1)問題意識と改善へのリーダーシップ
2)問題解決力
3)組織での徹底力